細音啓『黄昏色の詠使いIX ソフィア、詠と絆と涙を抱いて』(富士見ファンタジア文庫)

 第二楽章(エピソードⅡ)が終奏で、次巻で終楽章か。9冊かけてヒロインからヒーローに成長したネイトくんが、普通の人から謎のお姫様になったクルーエルを救いに行くわけね。ぜひ、素敵な大団円を希望。
 ところで、イラストは好きだしなんの文句もないんだけど、腐り落ちながら赤熱して膨張していく竜だけは、グロい化け物の好きな読者としてはちょっと見てみたかったり。そればっかりは竹岡さんでは無理だろうなぁ。