(いろんな意味で)泣けてくる。

 ※強調はいずれも引用者。

 実は、これまでのALMA計画の推進には、紆余(うよ)曲折があった。構想が出てきたのは1983年。最初は日米協力で計画を進めていたが、90年ごろから欧州が参加。日米欧の国際協力プロジェクトになった。
 ところが、米欧がすぐに予算を用意できたのに対し、日本は小泉内閣構造改革の余波で、大型研究予算がなかなか通らなかった。このため、2002年にまず米欧の予算で建設が始まり、日本は2年遅れの04年から本格的な予算が付いて、途中から合流する形になった
 石黒教授は「日本だけが会議の場で決断できず、持ち帰って文部科学省を通じて財務省から予算をもらわないといけない。米欧はそれぞれ、毎年100億円ぐらいは自分たちの意思で自由に使える。この違いは大きい」と話す。

 お金を使うと決める権限がないのにそういう会議へ出席するのって、キツいだろうなぁ。

 宇宙航空研究開発機構および三菱重工業株式会社は、種子島宇宙センターにおいて、平成21年3月27日に実施する予定としておりましたCFT第1回目燃焼試験を、試験当日に発生した冷却水供給異常事象※により延期しておりましたが、原因究明の結果、移動発射台に冷却水を供給する供給元弁(手動弁)が閉となっていたことが原因であることが判明いたしました。

 ……作業手順書作成の過程で抜け落ちたことに関する原因調査も必要でしょうね……