藤春都『ミスティック・ミュージアム 3 〜I Pledge For My Dear〜』(HJ文庫)

 うみゅ、打ち切りか。ちょいと残念なパターンにはまったかな。1巻=賞への応募作なので当然ながら一冊できれいにまとまってる、2巻=続刊が決まったのでいろいろ新しいものを盛り込む、3巻=打ち切りで何とか本筋はそれなりにまとめたものの未回収なネタがあちこちに。HJ文庫◇HJ文庫G◆ホビージャパン総合 Vol.13 >>197-202あたりの感想に全面的に同意。ま、3巻を出させてもらえず完全に尻切れトンボになったアレやソレに比べれば幸せなんでしょうけれど。
 しかし考えてみれば、下手に長くなっても、どこぞの狼さんと商人とか精霊と楽士とかのお話に、ネタというかテーマ的にダブりかねんのか。*1 とすると、最初っから難しい立ち位置だったのかしらね。

ミスティック・ミュージアム3~I Pledge For My Dear~ (HJ文庫)

ミスティック・ミュージアム3~I Pledge For My Dear~ (HJ文庫)

*1:三作とも超常で長命の存在のほうが女性、という点まで一緒だし。