榊一郎『神曲奏界ポリフォニカ チェイシング・クリムゾン』(GA文庫)

 DVDオマケの改稿版だそうで、番外編っぽい短編集とはいえ、「まあなんかそーゆー話があったのね」程度に思っておいていただけると幸い状態だったり、SKETCH02「チェイシング・クリムゾン」でついにこの世界にも日本語の地口が出現したり、*1 口絵もいきなりネタばらしだったりリボンの色が本文と違ったり、なんかスケジュール的に無理をしまくってるのかしら? もちろん、それでも充分に面白いあたりはたいしたもんだとは思うんだけど。

*1:ちゃんとコーティが「ダジャレ」と認識してるし、偶然の一致ではあるまい。