表現規制に関する議論を眺めてると、

 いつの間にやら規制推進側のロジックが(プレイ|視聴|読書)した人に他者の権利を侵害する行動を惹起する可能性のある表現を規制すべきから、「特定の属性を持つキャラがひどい目にあってる表現物が存在すること自体が、その属性を現実世界で持っているものに対する人権侵害である」ってな代物に変貌してるようで、よくもまぁこげな短期間に主張の中心になるロジック自体をがらっと変えたりして正気を保てるもんだ。
 で、このロジックが正当とされるようなら、第8講:一神教における愛と平和と皆殺し:ITproを読んで目からウロコが落ちた気分になった哀れな異教徒としては、*1 「俺の同類を人間扱いせず虐殺する表現物」として「アブラハムの宗教の聖典を発禁にせよ」と主張させてもらえるのかしら?

*1:ま、俺が一神教に偏見を持ってるのは、J・P・ホーガンと山本弘の諸作に影響を受けまくったおかげのような気もするが。