日日日『ビスケット・フランケンシュタイン』(メガミ文庫)

 はじめて読んだけど、*1 こんなのを書く人だったのか。往年の新井素子ファン的には、なかなかに感じるところのあるお話でございました。キモいしグロいし考証でたらめだし遺伝情報と脳みそ内の情報をごっちゃにするのは嫌いなんだけど、でもたまにはこんなのもいいな。もっともホントに「たまに」にしとかないともたれそうだけど。
 あとこの本はイラストの勝利(ただしp.155を除く)。キモグロく美しく幻想的、としか俺の語彙では誉めきれないんだけど、ともかくtoi8氏のイラストで評価3割増だな。

ビスケット・フランケンシュタイン (メガミ文庫)

ビスケット・フランケンシュタイン (メガミ文庫)

*1:デビューがあの新風舎がらみということで敬遠してましたから。