エンデバー燃料タンクから破片落下、影響はなしとNASA 写真6枚 国際ニュース : AFPBB News

 実際に約2分後に剥がれ落ちた破片がぶつかったのでそれについて報じてる記事なのに、打ち上げ後1分35秒以内にはがれ落ちた破片は、エンデバーの保護膜に損傷を与える大きなリスクがあるが、その後は大気が軽くなり破片も少なくなるため、リスクは減少するって、何が言いたいんだ? 実際に起きてしまった出来事の影響について評価しようとしてるときに、なんで「そもそもこのタイイングで事故が起きる可能性は低い」てなことを述べる意味があるのか、さっぱり分からん。
 で、今回は打ち上げが5回も延期され、極低温の液体燃料の注入を繰り返したため、断熱材が弱っていた可能性があるという解説を見て、なるほどと思うと同時に、打ち上げ延期自体が「雷のせいでいざというときの緊急着陸に支障」を理由としていたことを思い出す。安全対策に念を入れること自体が、また次の安全上の懸念を生むとは、なんというか、悲しいスパイラルじゃのう。
 ところで、破片の落下は、2003年のコロンビア号事故の主因で、NASAが対策を徹底、最近はほとんど起きていなかったほとんど毎回、外部燃料タンクから剥離した氷結した保護材がシャトル船体下部に衝突を起こし、何らかの損傷を与えてきているという真っ向からの意見対立はいったい何なんだろう。読売新聞科学部とTechnobahn、どっちを信じたものか。