微妙に気になる記事ども

 捏造説を引きずってみたり、記事タイトルにクエスチョンマークを残してみたり、そもそも解像度的に撮影できないと最初っから分かってたものを曰くありげに書いてみたり、どいつもこいつも、Technobahnが立派に見えてしょうがないわ、まったく。

その1:【世界写真紀行】アポロ11号の月面着陸から40年 感動と論議いま再び  (1/4ページ) - MSN産経ニュース

 アポロ11号の月面での映像はアリゾナ州の映画撮影所で撮影されたという月面着陸否定説もまだ残っている。外から見れば、そう思える点もあるのだろう。だが、実際に月面歩行を経験した宇宙飛行士の内心の変化を説明するのは難しいのではないか。

その2:asahi.com(朝日新聞社):月面着陸「捏造」論争に終止符? アポロ足跡を撮影 - サイエンス

 初の月面着陸から20日で40周年となるアポロ計画には「飛行士が月面に立てた旗が、大気がないのに、はためいて見える。NASAの捏造(ねつぞう)」と主張する人もいて、米国内ではいまも論争が続いている。NASAは今回の発表で論争に直接触れてはいないが、「これらの画像はアポロ計画の大きな成果を明らかにした」と強調している。高性能カメラを備えた、日本の月探査機「かぐや」も着陸船の撮影を試みたが、発見できなかった。

その3:月面のアポロ11号残骸を撮影 探査機、40年ぶり - 47NEWS(よんななニュース)

 これまでに日本の月周回機「かぐや」などが、着陸地付近を撮影したが、アポロが残した人工物を撮影できなかった。米メディアでは「月面着陸はでっち上げという懐疑論を打ち消す決定的証拠だ」との論調や、「付近にあるはずの星条旗は写せないのか」といった要望も出ている。

日本の月探査衛星が撮影したアポロ15号の噴射跡は本物なのか? - Technobahn

 読んだ限りではまともな記事なんだが、日頃の実績が実績なんで、別の人によるダブルチェックの結果を見てからじゃないと眉の唾が乾かん。

 JAXAによるアポロ15号の噴射跡撮影成功のニュースは日本以外でも広く報じられたものとなるが、普段は広報戦略には不慣れなJAXAが自己アピールし過ぎたというか、色気を出し過ぎたというか、今から考えると勇み足だったのかもしれない。