書店で電波を受けた3冊

 愛のカラクリ、AI日記 「女の子だってSF読むもん!!」おっさんですが、『たったひとつの冴えたやりかた』は、むしろ書店であの表紙絵を見た瞬間、「この題名でこの絵なら傑作に違いない」という電波が脳を直撃した覚えがありますてなコメントをしたけど、そういやこういう電波って最近はとんと受信しなくなったよなぁ。世の中が便利になったおかげで、ラノベの杜みたいな便利なまとめサイトやネット書店、それに各出版社やレーベルの公式サイトで、書影やあらすじはおろか、ものによっては冒頭部の試し読みすらできるんだもの。
 あの頃は、書店の壁に貼ってある日販の文庫・コミック新刊予定表の前でお気に入り作家の新刊を探してはメモし、そして各レーベル*1の発売日には棚の前でどの本を連れて帰ろうか思い悩んだもんだ。で、そうしてると何年かに一度、本気で電波を受けるんだよな。あらすじすら見ずに、表紙の絵と題名だけで確信できた。
 いま本棚を眺めてて、『たったひとつの冴えたやりかた』以外にもそういう出会い方をした本が3冊あったのを思いだしたんで、懐かしさのあまり書影を貼っておこう。
時の果てのフェブラリー―赤方偏移世界 (角川文庫―スニーカー文庫) 星虫(ほしむし) (新潮文庫―ファンタジーノベル・シリーズ) 星界の紋章〈1〉帝国の王女 (ハヤカワ文庫JA)

*1:というほど数はなかったけど。