丈月城『カンピオーネ! 5』(集英社スーパーダッシュ文庫)

 エリカが一歩先んじると、すかさず祐理にも一歩踏み出させるとは、なかなかに律儀な作者だな。ま、エリカの方は権能のおかげでもあるし、今巻はちょっとこれまで出遅れてた祐理の挽回編、かな。もっともそれだけに留まらず更にハーレムが増えるあたりはさすが、我らが王様である。いやホントに王様気質だ。236〜7ページの描写にはかなり震えがくるものがある。「キス→剣」以外にもきっちり勝利パターンを用意してるあたり、ちゃんと長期化とかマンネリ対策も用意してるようでGood。
 ところで、アテナの出番はどこへ行ったのだ?

カンピオーネ! 5 剣の巫女 (スーパーダッシュ文庫)

カンピオーネ! 5 剣の巫女 (スーパーダッシュ文庫)