ジョン・W・モファット『重力の再発見―アインシュタインの相対論を超えて』(早川書房)
中身を全部理解できたとは思わんけど、面白かった。LHCがらみでヒッグス粒子関連の解説を読んでて「ヒッグス場によって粒子が慣性質量を得たとして、なぜその値が重力質量とちょうど等しいのか」に触れてる、あるいはそこを課題として挙げてるものがなかったのをちょっと不満に思ってたので、粒子に慣性質量を与えるメカニズムが腑に落ちたな。本書の理論だと重力のメカニズムが粒子に慣性質量を与えるので、一致するのは必然ってことになる。*1
- 作者: ジョン・W・モファット,John W. Moffat,水谷淳
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/11/20
- メディア: 単行本
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*1:という理解でいいのかどうかを保証するものではありませぬ。