S-Fマガジン編集部[編]『SFが読みたい! 2010年版―発表!ベストSF2009国内篇・海外篇』(早川書房)

　長谷敏司のインタビューがGood。「ゼロ年代SF マイ・ベスト10[国内篇]」での野尻抱介の投票に一旦爆笑したあと脱力。小説という表現形式に見切りを付けたという宣言なんじゃなかろうな。
　恒例の「SF出版各社2010年の刊行予定」でメモっておきたいのはこんなところか。

• 早川書房
  • 『星界の戦旗V』と野尻抱介のJコレクション、今年こそは「出す出す詐欺」の汚名を雪げるか?
  • 昨年の予定に挙がってた秋山完の名前が消えてるな。
• 角川春樹事務所：昨年の予定にあった小川一水氏の新作SFは今年前半からの連載だそうな。
• 河出書房新社
  • 夏に『NOVA 2』、年末に『3』。
  • 奇想コレクションはフリッツ・ライバー『跳躍者の時空』とテリー・ビッスン第二弾。
• 出版芸術社：『日本SF全集』第二巻は3月。
• 徳間書店：古橋秀之『百万光年のちょっと先』、山本弘『世界の中心のウェンズデイ』のいずれも情報無し。どうなってることやら。

SFが読みたい!〈2010年度版〉発表!ベストSF2009 国内篇・海外篇