支倉凍砂『狼と香辛料 14』(電撃文庫)

 ようやっと自覚なきバカップルに転機、ですな。ここ数巻感じないでもなかった「引き延ばし感」もどうやら消えて、いよいよクライマックスなのかしら。てか、5巻からここまではぐるっと遠回りをしまくってただけ、でもあるわけか。もちろんそれだけの巻数を重ねて描写してきたことで出る味もあるわけだけど。で、手紙の中身やらあとがきでの曝露やらを見るに、そういう終わり方になるの?

狼と香辛料〈14〉 (電撃文庫)

狼と香辛料〈14〉 (電撃文庫)