ボイジャー2号に不具合、原因究明中 | 科学衛星 | sorae.jp

 まさか、パイオニアアノマリーの謎を人類に明かすまいとする、宇宙検閲官の陰謀ではあるまいな。もっとも、ヴォイジャー探査機は、パイオニアとは異なって3軸制御を用いており、頻繁にガス噴射を行って安定な姿勢を保っていたため、こうした小さな加速の効果を正確に測定するのは困難とのことで、ボイジャーに関しては検閲官はノータッチなのかもしれないが。
 それにしても、この後、姿勢制御など予定されていたいくつかの運用が行われたってことは、↑の記述と合わせると、「1977年に打ち上げられた運用予定4年間の探査機に、2010年時点でも姿勢制御ができるだけの推進剤が搭載されている」わけだよな。原子力電池が使える電力はともかく、推進剤が予定運用期間の8倍を超えても保ってるって、どんだけ余裕のある設計をしてたんだ >当時のNASA
 ま、なにはともあれ、ご快癒をお祈り申し上げます。