さまようゾンビ衛星、テレビ放送脅かす恐れ : ニュース : 宇宙 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 通常は故障して軌道を外れると通信機能が自動的に遮断されるが、この衛星は信号を出し続けている衝突の恐れはないが、電波が重なる影響で、AMC11を利用している米国内のケーブルテレビ放送などに障害が出る恐れがあるって、毒電波発信器と化してしまったわけか。また見事にやっかいきわまりない壊れ方をするもんだ。
 しかしこれはちょっと手のうちようがないな。静止軌道は遠すぎる。取りに行くにも、デブリを度外視してぶっ壊すにも、既存の何かが使える距離じゃないな。かといってこいつを始末するために今から新規の何かを開発するなんて、時間もコストも問題外だろうし。もしこのまま復旧しないとなると、送信機が壊れるか、地球の陰に入るなり太陽電池パネルが太陽光と平行な向きを向くなりして電源が切れたあとコールドスタートして正常に戻ることを祈る、ぐらいしかないかな?