Hayabusa Live » カプセルの相模原への輸送完了について

 「家に着くまでが遠足です」的観点からは、これでようやく7年の旅の終わりなんだな。おかえりなさい。

7年ぶりにカプセルと対面しましたが、まるで新品のようでした。
2007年に閉めたふたは、本当に閉まっていて良かったです。まるでタイムカプセルのようです。
地球から60億km、相模原を母港とすると、母港へ一周して戻ってきました。非常に感慨深いものがあります。
皆さんと一緒に取り組んできましたので、皆さんが祝福されるべきだと感じています。

ISAS | 今週のはやぶさ君 / 小惑星探査機「はやぶさ」MUSES-C | 2010年6月17日[更新]

2010年6月13日19時51分(日本時間)に「はやぶさ」は無事カプセルを分離し、同日22時51分頃には大気圏に突入しました。我々にカプセルを託した、はやぶさ君は、美しい流れ星になりました。

はやぶさ君の位置情報や小ネタを徒然なるままにお伝えしてまいりました、「今週のはやぶさ君」も今回をもって終了です。今までお付き合いくださった皆様、本当にありがとうございました。探査機としてのはやぶさ君の長い旅は終わりましたが、はやぶさ君が遺してくれたデータの解析は、まだこれからです。宇宙科学研究所のウェブサイト(常設)や、はやぶさ帰還特設サイト(まだ、しばらくは更新予定がございます)などで、折に触れてご紹介できることがあると存じます。その時には、よろしくお願いいたします。そして、皆様の、はやぶさ君への応援、本当にありがとうございました。

2010年6月17日00時00分(日本時間では、6月17日の09時00分)現在のはやぶさ君は、地球の大気に溶け込んでいます。
カプセル君は、回収チームのみんなに囲まれています。サンプルを分析するキュレーションチームは、クリーンルームでカプセル君の到着を待ってます。