柳実冬貴『Re(アールイー): バカは世界を救えるか?』(富士見ファンタジア文庫)

 いやぁ、楽しかった、笑った、主人公の魂の色が、ナンブと完全に一緒で噴いた。ついでに、基本的にはポンコツだが、他とはちょっと毛色の違う力を他とはちょっと違うルートから得てるのも同じ。セルフ《贋作工房》というかセルフ《付け焼刃》。何というメタ構造ラノベ。てことはある一点においては『量産型はダテじゃない!』を超え得るわけだな。ぜひ、「熱さ」で超えてくれますように。