角川スニーカー文庫編集部『S BLUE』, 『S RED』ザ・スニーカー100号記念アンソロジー(角川スニーカー文庫)

 読みたい短編計5つ*1のために文庫2冊……買うけどさ、今さらその財布へのダメージが耐え難いほどの歳じゃないけどさ、とことん「抱き合わせ商法」だよなぁ。どんなにポジティブに受け止めようとしても、「在庫整理ありがとう」以上にはならんわ。それにしても、収録作品の2冊への分割の仕方がある意味では実に見事。可能な限り多くの読者が2冊とも買わざるを得なくなるよう、アンソロジーとしてのまとまりなどは一切度外視して、作品の年代もジャンルもタイプもなるべく2冊にバラバラに配置。商売としては、これは確かにプロの編集者の仕事だわ。

S BLUE ザ・スニーカー100号記念アンソロジー (角川スニーカー文庫)

S BLUE ザ・スニーカー100号記念アンソロジー (角川スニーカー文庫)

S RED ザ・スニーカー100号記念アンソロジー (角川スニーカー文庫)

S RED ザ・スニーカー100号記念アンソロジー (角川スニーカー文庫)

*1:おっと、「ガルディーン」は短編じゃなく、書きかけで放り出した長編か。