モデ権がないので+1したいコメントをピックアップ(「うるう秒」廃止へ ? ITU が新方式を検討中 - スラッシュドット・ジャパン)

すばらしい洞察

伊勢神宮は20年に一度建て替えるから、宮大工の技術がきちんと継承されるらしい。

「90年に1度」にしてしまうと、「前回」の経験があるエンジニアが誰もいなくなるので、おそらく、その年がくれば2000年問題のように社会問題になる。

そんなことをするぐらいなら、むしろ、毎年リニューアルしたほうがいい。「毎年改定される」というのが社会通念になると、ソフトウェアはそういう方向に進化するだろうから、何の問題も無くなるはず。閏病が挟まれるたびに場当たり的に改定するのをやめて、もし1秒たりとも閏秒を挟まない年でも、「○月×日は『時計あわせの日』」を制定して、「やあ、今年の閏秒はゼロだったね」とかいう風にすればいい。

おもしろおかしい

問題の先送りをしているだけというように思うのは私だけだろうか?
問題のバッファリングですよ。

あわむら赤光『あるいは現在進行形の黒歴史 ―殺戮天使が俺の嫁?―』(GA文庫)

 この手の「平凡な男子学生のところへある日突然に謎能力を持つ女の子が」パターンにしては珍しく、ご両親が健在で同居してて、ややこしいご家庭の事情も特に抱えたりはしないのな。で、そのお父ちゃんがなかなか良いキャラだ。この人のおかげで、中二病異能バトルなのに「地に足がついてる」感が感じられる。お母ちゃんもなかなかで、この二人の存在で、「まぁ普通の水準のラブコメ異能バトルもの」から一歩抜き出てるな。とりあえずは次巻も買い。

「はやぶさ2」開発費30億円要求へ…文科省 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 いやまぁ、はやぶさ2に予算がつくこと自体には賛成なんだけど、しかし侘びしいのう。経産省ならともかく、文科省が予算を要求する理由として、世界の最先端を走る小惑星探査の技術を発展させることで、日本の宇宙開発のブランド力の向上にもつなげたいはやぶさ」ブランドを活用して海外に衛星などを売り込みたいが挙がるのか。*1 なるほど、日本学術会議がこういう勧告を出したくなるわけだ。*2

時事ドットコム:「はやぶさ2」開発を推進=政府宇宙本部が決定

 宇宙開発戦略本部会合の決定報。準天頂衛星の2号機以降の検討も盛り込まれ、11年度の早い時期に結論を出すことにした前原誠司宇宙開発担当相(国交相)は「やる以上、2機目以降の打ち上げが前提になる」と話したとのこと。ISSについては参加を予定より5年間延長し、2020年まで継続することを決めた今後はアジア各国にも参加を呼びかけ、費用負担を軽減するとともに、国内産業の振興につながる実用的成果を目指すということだそうで。

*1:はやぶさの後継機 開発推進へ NHKニュースで報じられてるように、宇宙開発戦略本部という、名称に「戦略」のついた組織がわざわざ単一の探査機を重点的に進める方針を決定する理由がそれだってんなら、それはそれで筋が通ると思うが。

*2:asahi.com(朝日新聞社):科学と技術の間に「・」を 学術会議が首相に法改正勧告 - サイエンス, 基礎科学の充実求める勧告…日本学術会議 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

鹿野司氏にはがっかりした。

 それこそ『LOGiN』で「オールザットウルトラ科学」を連載してた頃からのファンだったんだが。*1 何が情けないって、肩書きとして「サイエンス・ライター」を名乗ってる人間が、SF作家なんぞという「嘘を面白く書いてなんぼ」な商売の人から、事実認識に誤りがあるという指摘を含めて批判されてるのに、そこのところはのらりくらりとスルーして、「そういう趣旨じゃない」という弁明に終始してるんだよな。*2
 それと、きくちさんも、外国行ってたとき頭痛薬(だったかな)としてホメオパシーの薬を処方して貰ったことあって、それは臭い嗅ぐとちゃんと臭いがして、薬効があると判断して飲んだって言ってたよと、伝聞の体験談を持ち出して自己の意見を正当化しようとする論法を使うのもいただけない。しかもニセ科学批判界隈での権威者というか有名人の菊池誠氏。まさに、「〜をした/愛用した著名人リスト」は何を意味するか? - 発声練習で紹介されてる「連中の手口」に相似形。
 ま、事実がどうであるかについてこだわるよりも、「科学をネタにちょっと変わった視点を提示してみせる」を優先するのが自分の芸風だ、ということであれば、それはそれでありなのかもしれん。もっともそうなのであれば、「サイエンス・ライター」ではなく、「サイエンス・エンターテイナー」と名乗って欲しいもんだが。*3

*1:劣化したからなのか、もともと俺の目が節穴だったのか、はよく分からん。

*2:これが例えばここが違うよ『天地明察』:参考文献の著者から(0/前口上)|satokenichilab's blogみたいに、作家が事実をベースとしつつ虚実取り混ぜて書いたものに「それは事実誤認を含む」とマジになる学者、みたいな逆の絵柄なら「クソ律儀な」「稚気がある」と微笑ましく眺められるんだが。

*3:これと同類的な意味で。