庵田定夏『ココロコネクト カコランダム』(ファミ通文庫)
<ふうせんかずら>、この嫌な性格、どっかで見たことがあると思ったらQ*1だ。試したいのか導きたいのか見て楽しみたいのか、独自の論理があるようだけどそれがなんなのかさっぱりわからん、わかってるのは謎の超パワーを持ってることだけ。とすると今回の<二番目>はQ2か。
何はともあれ、今巻は青木が実にいい男であった。いやもう、他の感想やら印象をぶっとばすぐらい。
ところで、pp.243-244で後悔してるのは誰だ? 素直な話の流れとしてはその直前に退行現象を起こした人だけど、現象の途中に後悔する? それに内容が伊織と丸かぶり。そう思ってみると途中に区切り記号が入ってることとも合わせ、これは伊織の心情描写であっても不思議はない。とすると実は太一は、思い出したら「あああ」となる過去の持ち合わせがないという世にも珍しい人物で、故に今回はいじっても面白くないとQ2に思われたので見届け役になったし、またそういう人物であることが次巻以降への伏線?
- 作者: 庵田定夏,白身魚
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2010/09/30
- メディア: 文庫
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宇宙で堪能できるビール開発の本格化 - スラッシュドット・ジャパン
すでにそういうコメントが幾つもついてる(#1833596, #1833673, #1833768)けど、無重力の閉鎖環境で炭酸飲料って、なんか徹底的に不向きなものの代表のような気がするな。*1 素直にワインなりウイスキーなりを持ち込めばいいと思うんだが、やっぱ世の中には「ビールでプッハーが無いと観光/休暇じゃない」という人たちが一定数存在するのだろうな。
ま、宇宙観光でアルコールなら、どう考えてもロシアが先に実現しそうな気はする。軌道上に滞在する観光自体はボーイングとビゲローの方が先かもしれんが、「宇宙観光でアルコール」なら。
*1:宇宙空間に滞在した大麦の子孫で醸造したビールぐらいなら洒落で済むし、宇宙環境でのイーストの増殖と発酵の研究ってのはそれはそれで意義がありそうだけど。