REVの日記 @はてな - 「邪神ハンター」を妹に読ませたら

 SSMGの人の日記 - ライトノベルにおける文体の変遷の歴史、とか誰か書かないかなあより。めちゃめちゃツボに嵌った。元ネタの本はタイトルと表紙しか知らんのですが。
 ところで大本の話題の元の方ですけど、ぶっちゃけ「私はこういう文体が好きだ」「『流麗な文体』ってのはこういうもんだ」「こういう文体だとラノベにも合うと思うな」という具体的な話になってないんで、面白味に欠けるなぁ。これが「○○という作品はこういう文体が特徴的で、こういう風に味わうととても美味しい」みたいな方向の話だと、「んじゃ買って読んでみるべ」となって、みんなハッピーだと思うんですが。
 ちなみに俺的には、むしろ「ラノベってのはまず特徴的な文体でもってジャンルとして出現した」という気がしてるんだけど。*1 新井素子*2がもしも「十代主人公の話し言葉による一人称」でなかったらあそこまでは激賞されなかっただろうし、神坂一*3を紹介するときに文体に触れない人がいるとも思えん。
 あと、そもそも「文体って何」って思ってしまうのは、俺が「古典文学」を読んでないからなのかな? 人物の特徴的な台詞回しとか、*4 特異な設定の元での一人称とか、*5 比喩する相手が普通じゃないとか、*6 そういうのと「文体」って、また違うものではあるんだろうけど、じゃあ何なのか、よく分かんね。*7 

*1:怖いので定義論争は避けますが。

*2:ジャンルの元祖、ですよね。

*3:ラノベが「売れる」ことを最初に出版界に示した人、ですよね。

*4:例えば戯れ言シリーズ

*5:例えばされ竜

*6:ラノベじゃないけどラブクラフトとか。

*7:分かんないながらも「これは確かに「文体が特徴的」なんだろう」と思うのは、大久保町とか食前絶後!!かな。