スパム業者はGmailのCAPTCHAをどうやって突破したのか? - Technobahn

 5文字のキャプチャを入力するだけで3ドル(約300円)がもらえるというのは安上がりのバイトとなる。画面には「1日、一回しか応募できません」とも書かれているのだが、1日300円ということは1ヶ月では9000円ということになり、ロシアと日本の物価水準(2006年のロシアの購買率平価は12343、対して日本は123076)を考慮すると1日1分ほどの作業をするだけで日本円に換算して30万前後の報酬がもらえるということになる。

 これを技術的手段を持って阻止するってのは、いかなGoogle様といえど不可能に近かろう。まさかSMTP認証の都度CAPTCHAを解かせるわけにもいかないし、SMTP接続/メール送信の頻度とか一回の送信の宛先数とかで制限をかけるぐらいしかないか。
 それとも「子猫認証」的発想で、接続元アドレスから国・地域を判別し、国民性や民族性に依存して「そこに住む人なら容易だが他の地域の人にはちんぷんかんぷん」な画像判定ってのはできるかな。*1 もちろん実際には「民族差別だ」的なクレームがまきおこるだろうことは容易に予測できるけど、Google様の技術力であれば可能にはなるかもしれないな。

*1:例えば逆引きして*.jpになるアドレスからのアクセスなら、「この中から本物を選べ」とか。