ろくごまるに『封仙娘娘追宝録11 天を決する大団円(下)』(富士見ファンタジア文庫)

 とにもかくにもまずは完結おめでとう!!! ついにこの日がやってきましたか。あとがきに「ではまた」って文字がないのは、単に初の長篇シリーズ最終巻なんで謝意を強調しようとしただけですよね?

やっとこ読んだ。
馬鹿な頭にゃ荷が重くて、感動とかより混乱の方が勝ってるのは内緒だ。
でも、馬鹿にもわかることもある。

何が「ありがとう」だ。
俺は……じゃねえな、俺『たち』は、好きであんたの本を読んでんだ。
買ってやってる、なんて思ったことは一度だってありゃしねえよ。礼を言われる義理なんざ無いね。

まあ、つまり、なんだ。
ありがとう、なんてのはこっちの台詞だ、このスットコドッコイ!

 キャラ的には静嵐の凄さと、冒頭の雰囲気を一変させた殷雷復活時の言動がなかなかなものでした。そういやこういう、洒落になるかならないかの限界を微妙に外したお巫山戯を飛ばす奴でもあったなぁ。ところで世界の終わりに現れる終極飯店って、宇宙の果てのレストランみたいな雰囲気なのかしら?
 さて、書評だか分析だかの真似事をやってみようかという気にも一瞬はなったんだけど、徒然雑記 : 封仙娘娘追宝録 11.天を決する大団円(下) - livedoor Blog(ブログ)ろくごまるに追褒録53 最終新刊降臨を読んで、そんな畏れ多いことをやってのける気は雲散霧消。世の中には俺の365倍は深く読み込む人がゴロゴロいるのね。しょうがないので、本編と奮闘編のどの部分でも手に取れるよう手元に積み上げ、↓をガイドブックとし、皆さんの考察の進展を眺めながら薔薇の香りの美酒でもたしなむこととしよう。