鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 20』(電撃文庫)

 ようやくの上条さんvs一方通行さん第二ラウンド。よかった、なし崩しに仲良くなったりしなくて本当によかった。そして動き出す第三位。微妙にすれ違いつつ近くに来てるらしい浜面。燃える展開になりそうな、素直にドリームタッグを結成させてはくれなさそうな。いやぁ、盛り上がってまいりました。しかしこうなるとまたここで数ヶ月待たされるってのは辛いな。いっそ溜め込んで半年〜一年後あたりに一気にラストまで六冊組み、とかやってくれんもんかしら。
 それにしても、まさか22冊目にして「いかにして上条さんはビリビリを防ぎしか」の解説を始めたのにはちょっと笑ってしまった。ひょっとして「鎌池物理学」とかいわれてるのを作者が気に病んでたりするのかしら。間違っても、そんなことを気にするあまりに勢いやテンポを落とすようなことにだけはなりませんように。ま、気にしてたら凍結パイロットなんて出さんような気もするが。