ニュース - 科学&宇宙 - 木星に隕石が衝突、昨年から2年連続(記事全文) - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト

 こないだの件に関する日本語での詳細な記事がいろいろ出てきた。これほどの短期間に2回も木星で衝突が起きたという奇妙な偶然に天文学者は頭を悩ませている。これまでは、木星への隕石の衝突は比較的まれな現象と考えられていたからだそうで、素人の直感としては

  • 小さいののほうがたくさんあるからじゃね?
  • ある研究では、直径1.5kmほどの小惑星木星への衝突は90年〜500年に一度ほどの頻度でおきているという試算
  • 2009年の衝突は直径約500メートルの小惑星によるものだった
  • てことで「1.5km級より500m級が一桁多い」んなら計算は合うよな

なんて単純に思ってたんだけど、定量的にはどうなのかしら。ググって出てきた衝撃破壊の統計則: 衝撃破壊とべき乗則によると、累積質量分布は,多くの場合にべき乗的であって, 実験によりかなりのばらつきはあるものの,指数 b が小惑星と同じく 2/3 に近い値を取る報告例が多いそうで、えーと、つまりある質量より重いものの数は、その10分の1の質量以上のものの総数の10^(2/3)ぐらい、ということか。1.5km級と500m級なら質量は1/27倍なんで2/3乗して数は1/9。お、なんか「一桁」っぽい数字じゃないか。*1

*1:ま、こんな素人の思いつきが正解なようなら本職が悩むわけはないんで、たぶんこのエントリは寝言だろうけどね。