JAXA|月周回衛星「かぐや(SELENE)」のハイビジョンカメラ(HDTV)による「地球の出」撮影の成功について

 なんか「フィクションでは見慣れた絵」になっちゃってて、今ひとつすごさが伝わってこないよ。いかん、すれちゃってるなぁ。*1 それにしても遠近感がなさ過ぎて、特に前半の地球の出では、どうしてもクレーターがドームに見えてしまう。

 また、望遠レンズを使った「地球の入り」も素晴らしいです。地球が影の目立つ月面に触れるあたり、アニメや特撮の技師ならヘイズを重ねるなどして距離感・立体感を出す加工をするだろうに、遠慮会釈なくそのまんまです。これが本物の宇宙の視覚であって、人間はここから距離感を見いだすように進化する機会がなかったことを思い知らされます。

*1:俺の場合だとこの絵からはほとんど自動的に『伝説巨神イデオン』第28話「波導ガンの怒り」ラストでコスモが叫ぶシーンが連想されますね。ところでふと思いついてYouTubeで検索してみたら、こんなのを見つけて爆笑してもうた。