花房牧生『アニスと不機嫌な魔法使い 3』(HJ文庫)

 なんだ、えらく会話が和やかじゃないか。てか、↓が和やかに感じられるくらいにスッと馴染むようになってきたな。もう3巻か。

「そうだ。少しは教えたことを覚えてるじゃないか。犬だって教えれば因数分解ができるはずだと、信じた甲斐があった」
「ものすごく……馬鹿にした?」
「そこで質問の形にするのが、お前というやつの可愛げだよな」

安定して面白い。希望どおりお姉様方も参戦いただけるようだし、ジークにはこのまま、日常パートの被害担当艦として頑張ってもらいたい。

アニスと不機嫌な魔法使い3 (HJ文庫)

アニスと不機嫌な魔法使い3 (HJ文庫)