「バストコンシャス」なイラストレイターさん
『晴れた空にくじら』の感想を見て回ってるうちに気になった言葉。本書のrefeiaさんとか、あとぱっと思いつくところではヤスダスズヒトさんとか、かな。*1
これが、そもそもリアリティについて考えるだけ無意味な世界が舞台だとか、魔力や精霊力や妖力により無から実体化させた服であるとか、あるいはスキンタイト宇宙服のように、まさにその形状であることに意味とリアリティがあるとかであればまるで気にならないんだけど、例えば本書の最初の口絵を見るとどうしても、「日露戦争期に立体裁断の服?」「そもそもそのポケットは利用可能なのか」「畳むとどういう形状になるんだろう」という思いを禁じ得ないのですな。
*1:他にも何冊も思い当たるんだけど、失礼ながらイラストレイター氏の名前が思い出せない。
スラッシュドット・ジャパン | 通信機能を備えた心臓ペースメーカー、クラックされる可能性あり
なんか久々に「21世紀なんだなぁ」というニュース。いつの間にかすごいことができるようになってるんだ。もちろん既に当該機器を埋め込まれてる人にとっちゃ洒落では済まん事態なんだろうけど。落としどころは難しそう。元記事でもmaking implants better able to recognize unauthorized signals and capable of alerting patients to unwanted interference
という対策を提案してはいるけど、今度は医学的な緊急時に認証に手間取って、せっかくの「必要ならすぐに動作を変更できる」利点がスポイルされるってのも容易に予想できてしまう。ここでもまた、利便性と安全性はトレードオフなんだなぁ。
米シャトル後継候補に日本の無人宇宙輸送機、NASA打診 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
ほんとなら実におもしろそうな話なんだが、日本の宇宙開発に関する読売新聞の記事だからなぁ、真に受けるべきか高度な釣りなのか、悩む。ま、オリオンもアレスもなかなか大変なことになってるようだし、あり得ないことじゃないんだろう。HTV利用にアメリカはJAXAへ“NO(いらない)”を突きつけたのだ
と断言する評論家先生も世の中にはいらっしゃるようだが。*1
マジだとして、打ち上げの委託じゃなくHTV購入ってことは、何に載せるのかな? NASAのことだから打ち上げに使え、かつ、大きすぎないロケットも何とでもなるのかもしれないが、*2 それでもロケットとHTVのジョイントだのフェアリングだのは新たに開発だよな。その分を勘定に入れても委託してH2Bで打ち上げるより安くあがるのか、はたまた委託では「米国分担分」のメンツが立たないのか、どっちだろう。
地球を通過する月を撮影 | 月 | sorae.jp
それにしてもこうしてみると、月ってデカいよなぁ。他の惑星と衛星の写真と見比べると、二重惑星と呼びたくなる気持ちもわかる気はする。
田中ロミオ『AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜』(ガガガ文庫)
盛大に笑いました。これって、「それなりに売れる『ラノベ』の書きかたはわかってるんだが、それを実行して、マジで受け取るような読者を生産するのは人としてどうか」という自嘲視点なのかしら?
しかし、あえてフィクションにマジレスなんだが、(いまどきの|都会の|普通の社交能力を少なくとも潜在的に持つ)人たちって、こんなにいじめだのスクールカーストだのクラス内政治に自覚的なのか。それとも、てなことを思ってしまったり、うっかり感想と称する自分語りをやっちゃいそうになることこそがまさに、筆者に釣られたことになるのかしらん。
あと、大抵こうやって呼んでエントリ書いたときはネット上をうろうろといろんな人の感想を見て歩くんですが、本書については、青春悶絶系?
という一言が強烈にツボでした。
- 作者: 田中ロミオ,mebae
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/07/19
- メディア: 文庫
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