2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

中山文十郎, 藤田和日郎『うしおととら①』(ガガガ文庫R)

潮にとらに麻子に真由子にかがりに雷信に紫暮、いやぁ懐かしい懐かしい。イクフサでとらを思い出した*1ところにタイミング良くこんなものがでてるとは。あとがきで原作者も絶賛してるけど、これもどうやら社交辞令ではないな。じつに良い出来だ。『絶対可憐…

心配性なので防御線を追加

先日来ちょっと怖くなって来たんで多重防御の層を追加。 SSL Blacklist - CodeFromThe70s.org 2009-01-01 - naoeの日記や自堕落な技術者の日記 : MD5証明書に警告を出すFirefoxアドオン - livedoor Blog(ブログ)の勧めで導入。今のところよく使うサイトで…

中村融[編]『千の脚を持つ男―怪物ホラー傑作選』(創元推理文庫)

出てくるのが普通の人間ばっかりで、超常能力も魔法も変身もなしに怪物が片付く*1のが新鮮に感じてしまった。クトゥルフやらファンタジーやらヒーローものにすっかり染まりきってるな >俺。考えて見りゃ「ミステリーゾーン」も「アウターリミッツ」も「ウル…

スラッシュドット・ジャパン | FSF、Windows Vista に対して「勝利宣言」

元ネタにはうわ、これはキモい。100%敵失で勝ったのはXPと7とOS X。自身はその勝利になんの貢献もしてない闘いに勝利宣言ですか。さすがはカルト集団。とコメントした俺だが、なんかさすがに哀れになってきた。/.Jですら同調や擁護が皆無、ボッコボコのタコ…

英国人が選ぶワースト10カヴァー曲になんとあの最新ヒットもランクイン・・・|NMN 音楽ブログメディア

イギリスで「過去最悪のカヴァー・ヴァージョンは?」という投票が行われ、ネット投票で過去にも1位の実績のある俳優ウィリアム・シャトナーが歌った曲が再度トップに輝いた。 これは保険会社<Churchill>が2,400の顧客を相手に調査結果をまとめたもので、…

Spaceflight Now | Breaking News | Secret inspection satellites boost space intelligence ops

via USAF、故障したDSP-23にDARPAの衛星を接近させて検査する計画 - 宇宙ニュースの小部屋。静止軌道上で500ポンドなんてちっこいのが他の衛星とランデブーできるってすごいんじゃ、と思って英文記事を自動翻訳してみたら、やはりそれなりの大事らしい。 "Th…

小野不由美『くらのかみ』(ミステリーランド)

不思議現象が関わることでがらりと様相を変える事件の構図、ってのは確かにあまり類例のないもので、ミステリーを読んだのかSFだったのか、奇妙な読後感。これで未読な小野主上の単行本はおしまいか、と思うと寂しさもしきり。 しかしこういう、田舎に親戚一…

かぐや画像ギャラリー | 月全球の重力異常データ

観測データを用いて作成した 月重力場モデルってことは、さすがに生データの公開じゃないのか。それにしても、なんかきっとすごいことなんだろうけど、まるで凄さが理解できないのが悲しいなぁ。

ScanNetSecurity - 海外における個人情報流出事件とその対応 第187回 警戒が必要 金融機関Webサイトのハイジャック (1)リダイレクト先に要注意

事件の原因についてだが、クレブズは、CheckFreeのWebホスティングをしているNetwork Solutionsのシステムから、アカウント情報の変更を行うために必要なユーザ名とパスワードが盗まれたことによると書いている……ぐげ、これは怖い。去年から話題のDNSハイジ…

SpaceX、発射台へのFalcon9ロケットの設置を完了 - Technobahn

これまでに打上げの完成系にまで組み立てられてことも、垂直に立ち上げたことも一切なく、今回、「Falcon 9」はSLC-40の専用発射台で初めて本当の姿を披露……ここまで強調されると、かえって、「これはきっとあっさり一発成功するだろう」と思えてくるな。 フ…

水鏡希人『静野さんとこの蒼緋(ふたご)』(電撃文庫)

『君のための物語』での「ぬはぁ!」なデビューからほぼ一年、満を持しての新作? もちろん、世界観も雰囲気もお話も独自で特異な作品を書いた人が、次作では一転してあえて良くあるパターンに挑むってのはそれはそれでそれ自体は良いとも悪いとも決めつけられ…

スラッシュドット・ジャパン | パーキンソン病の脳ペースメーカー手術に思わぬ落とし穴

タレコミにせよそれを採用して部門名を付けた編集者にせよ、実に良く訓練されたゼロリスク教徒ぶりだな。脳ペースメーカーで体が自由に動かせるようになって、自分がパーキンソン病であることを忘れてしまい、自宅の屋根の修理中に転落し、両足を骨折したの…

成田良悟『バッカーノ! 1931 臨時急行編―Another Junk Railroad』(電撃文庫)

今回はちょっと薄味、何人かのキャラたちの「その間、何してたん?」編ってところか。ま、ジャグジーとクレアが良かったんでOK。しかしフィーロがすっかりボケ役兼コメディ担当だのう。可哀想に、まさかここから新婚旅行までに70年かかろうとは。 初期の話の…

Group SNE | ユーザーコンテンツ | エッセイ | 日々つれづれ

なんかいろいろと夢の広がるお言葉が。ちょっと遅いお年玉かしら? さて、このうちどのくらいが本当に実現するかのう…… ソード・ワールド2.0も、ついに長編小説など背景世界が動き出します。ゲーム面はサプリメントで大型のものが登場。さらに、キネティック…

「ブラックホール」は銀河よりも先に存在していた(宇宙と天文学全般) / 科学ニュースあらかると - ブラックホールと銀河の形成

やっとなんとなくこの発見の意義が分かってきた。きっとこうだ。宇宙の初期、まだ一面に広がる中性水素ガスと電磁波以外何もなかった頃の物質の分布のムラが、銀河とかそれ以上のスケールのものを造るほど大きいものよりも、せいぜい大質量で短寿命ですぐに…

水森サトリ『星のひと』(集英社)

リアル世界のちょっと心温まるいい話か、はたまた草太・草一郎ペアのような謎存在が実在するファンタジー世界での奇人変人大集合か。どっちにせよ、青春小説だねぇ。おっさんはモゾモゾしながら読みましたよ。星のひと作者: 水森サトリ出版社/メーカー: 集英…

クルーグマン:恒星間貿易の理論 - P.E.S.

経済学的な面について考察できる素地はないんで、もっぱらSF的な面について。ブクマでも「何」の貿易なら恒星間でも引き合うか、は考察の外か、残念とコメントしたけど、実際、恒星間を移動するエネルギー(にかかるコスト)に見合う交易品って、ちょっと思い…

冬樹忍『たま◇なま 〜キミは、なぜ生きている?』(HJ文庫)

立て続けに『たま◇なま』を誉めて勧めるエントリを読んだのでうれしくなってリンク。白い人討伐指令を受けた蒼美空、四国に集まる「宝石憑き」たち。物語最大にして最後の幕が上がるって確かに最終巻っぽいなぁ。全8巻対称形仮説は外れたか。いや、まだ最終…

葉村哲『この広い世界にふたりぼっち〈2〉 人形カラシニコフ』(MF文庫J)

こういう形で続けてきたか。「漂泊の神」っていうんだっけか、いつの間にやら二つ名が轟き渡ってる(p.201)ほどの存在と化してしまってるみたいだし、うっかりか弱い人の子と妙に絡んだりするよりは、こういうロードムービーでも良いかもしれんね。『二人』で…

比嘉智康『ギャルゴ!!!!! 5 』(MF文庫J)

最終回(巻)であ!!!!!って……「キリンも象も氷になった!!」?

上遠野浩平『酸素は鏡に映らない』(講談社)

……これを本物の「少年少女」に読ませた感想が聞きたいわ。何を考えてこの話を「かつて子どもだったあなたと少年少女のための……」なんてブランドで出す気になったのやら。チャレンジャーなのが作者か出版社なのかは知らんけど。ま、すれたおっさん読者として…

「警察がスパイウェアで個人のパソコンを捜査」:世界で拡大 | WIRED VISION

英国住民が犯罪に関与している疑いがあって欧州の他の国々から要請を受けた場合、英国の警察が、対象者のコンピューターにスパイウェアをインストールする捜査機関は対象者のコンピューターにウイルスを含んだ電子メールを送信したり、住居に侵入してキーロ…

天の川銀河は予想以上に高速で回転、質量も1.5倍 国際研究チーム 国際ニュース : AFPBB News

太陽系は銀河系の中心を、これまで予測されていた時速約80万4000キロよりも同約16万1000キロ速く周回している……えーと、換算すると44.7km/sの違い、か。なんか数字だけ見ると太陽の(そしてそれを含む銀河系の)ハッブルフローに対する特異速度 570±60 km/s…

山白朝子『死者のための音楽』(幽ブックス)

『GOTH モリノヨル』がアレだったんで、「乙一が別名で書いてんじゃないの」という風評を聞いたこれで口直し。 で、風評は間違いだね、これは。黒でも白でもない、これはまた何か別の色のものだ。少なくとも、これを映像作品にしようなんて発想にはなるまい…

NASAの双子無人探査車まだ現役、火星で迎える5周年 写真2枚 国際ニュース : AFPBB News

2台の根性を寿いでみる。もちろんサポートしてる人たちの努力も。そっか、NASA TVで着陸の生中継を見てからもう5年なのか。 CNN.co.jp:NASAの無人探査機、火星着陸から6年目に突入 MER、もうすぐ火星滞在5周年 | 火星 | sorae.jp 火星で5年!「スピリ…

遂に姿を現した「ファルコン9」 | ファルコン | sorae.jp

なんか見慣れない感じ、と思ったら、米国なのに横倒しだからか。これから引き起こして発射台に据えるんだろうけど、どっかで動画で紹介してくれますように。 Falcon 9 Fully integrated at the Cape | SpaceRef - Space News as it Happens

森田季節『プリンセス・ビター・マイ・スウィート』(MF文庫J)

憎まれ口って相手にしてもらえなかったら、ホントにつまらなくて、バカらしくて、かっこ悪いこと、筆舌に尽くしがたいですね。 悪口のレパートリーが一気に増えるこの一冊。前作にも増して「これは良い」以外にしばらくなにも浮かんでこないわ。正直、「続編…

佐々原史緒『創立!? 三ツ星生徒会 1 そのとき恋3がはじまった』(ファミ通文庫)

せっかくの心機一転新作だというのに思わず「暴風……」とか呟いてしまうのは、死んだ子の年を数えるようなものか。*1 ともかく、超常の力とかじゃなく、知恵と勇気と気合いと根性で何とかするお話でよかったー。黒いプニプニが出てきたときはどうしようかと思…

JournalSpaceの悲劇:バックアップ取らずに全データ喪失、倒産

これはSQLサーバーのバックアップ手段をRAIDだけに頼ることに決めたIT担当の男の責任だ(そう、会社から盗みを働いて僕にとっ捕まえられて、辞める時サーバーを何台か焼き畑にしてくれた男と同一人物だ)。PHPコードを含むHTTPサーバーの自動バックアップは…

乙一『GOTH モリノヨル』(角川書店)

確かに期待水準よりは上の出来で、確かにあのGOTHで、確かに寿ぐべき2年半ぶりのオリジナル小説なんだが、あまりのコストパフォーマンスの悪さにくじけそう。32字×15行のスカスカのページ組みで75ページ、*1 カバーを外して指が擦れただけで印刷のかすれる安…