2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

初野晴『退出ゲーム』(角川書店)

うむ、期待通り、いやそれ以上に面白い。が、やはり読む順序を間違えたのは痛恨であった。新しい作家さんに手を出すときぐらいはggrks >俺。退出ゲーム作者: 初野晴出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング発売日: 2008/10/30メディア: 単行本購入: 3…

GX廃止、LNGエンジン凍結、HTVはできれば1割削減、H24以降の衛星は1割カット

宇宙開発関連は他ジャンルに比べ、上手いことGXというスケープゴートが用意できたが故に幸運であった、てなところか。さらに残り2項目も国際協定で義務づけられてる物と実用衛星なんかを含む項目だし。もっとも衛星は、利益の上がらない方から順に1割に達す…

スペースシャトル・アトランティス、打上げ成功 | スペースシャトル | sorae.jp

なんか、粛々と「そろそろおしまい」感が漂ってくるなぁ。 今回の飛行がシャトルによる最後のISS滞在者の交代 シャトル打ち上げは2010年の退役まで今回を含めてあと6回の予定

運輸多目的衛星新1号(ひまわり6号)の気象観測の地上処理システムの異常について - 気象庁 | 平成21年報道発表資料

またか、と思ったら今度は地上系。しかし、地上系のトラブルで予備機に切り替えると観測に支障が無くなる? コンピューターに異常が生じ、観測データを写真などの画像に処理できなくなった。このため別の処理システムを使っている「ひまわり7号」に切り替え…

月の水の件、詳報とかありがたいまとめとか

ニュース - 科学&宇宙 - LCROSS月面衝突で月に水を確認(記事全文) - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト エルクロス、月に水の存在を検出 月の水みたび: 松浦晋也のL/D NASA、月に水の存在を確認 - スラッシュドット・ジャパン

新人、いまいち×2

七瀬川夏吉『記憶の森のエリス ブラコン×記憶力ゼロ→大迷走』(角川スニーカー文庫) ??? これが賞を取った期待の新人さんのデビュー作? 何度も企画書を練り直させ編集が指導してこれ? 訳がわからん。どこが良い悪いとか好き嫌い以前に、小説としてどういうス…

拾い物

スパコン事業仕分けの詳細(読売新聞) - 諏訪耕平の研究メモの元記事かな。 「予算は足りないぐらいが、アイデアが出ていい場合もある」……はぁ、そうですか。ま、竹槍でB29を迎撃しようとした国民の末裔だし、算盤があれば25%削減のシミュレートも万全、タ…

初野晴『初恋ソムリエ』(角川書店)

ふと評判を耳にして購入。春風高校なみの変人揃いには『あ〜る』好きとしては大満足。面白かったんで作者の他の作品を買おうかと検索してみたら、なんと、『退出ゲーム』という別の作品の続編だったとは。しもた、これはひょっとして順番に読まないと味わえ…

東大助教、トルコ人初の宇宙飛行士候補のアニリール・セルカン氏の宇宙服の写真は偽物 | その他 | sorae.jp

おお、抹殺された記事が復活しとる。「未確認宇宙飛行士セルカン」映画化決定か?(sorae.jpの中の人、溜飲が下がって本当によかったね。)によるといろいろあったようで。 http://neta.ywcafe.net/001032.html http://www.asahi.com/national/update/1114/T…

要は、予算を切ったこと自体じゃなく、切った理由が異常すぎるんだよな。

昨日の日記へのrefererに松井孝典とは - はてなキーワードがあって、そこに挙がってたダイアリを見てると、俺が漠然と感じてたことをきちんと整理してくれてる方がいたので、メモっておく。 「現方針でトップが狙えるのか」とか「投資効率が」とか「目指すべ…

支倉凍砂『狼と香辛料 XIII Side Colors III』(電撃文庫)

商売としては露骨な引き延ばし策にいささかうんざりしつつ、でも雑誌掲載の短編をきちんと拾って単行本化してくれるのは、それはそれでありがたいと言わねばならんかも。 で、中編のほう、まさかの「犬の一人称」。長くなってきたしたまには奇をてらったかと…

思わず「もう、どうにでもな〜れ」のAAを貼りたくなる語録

国民の目線で言うと世界一にこだわる必要があるのか (研究開発事業がないと)生きていけなくなる人はいるのか 食品のリスク管理について説明しようとすると、『国産は安全・安心なのに、なぜこんなことが必要か?』 政治の文化大革命が始まった 【事業仕分…

月面衝突探査機「エルクロス」、月面から水を検出 | 月 | sorae.jp

いよいよ解析結果が出始めたか。wktk。 NASA、月に水の存在を確認 宇宙基地建設の最有力候補に - MSN産経ニュース asahi.com(朝日新聞社):月のクレーターに氷 NASA、体当たり探査機で確認 - サイエンス 月のクレーターに氷を確認、NASA 国際ニュ…

火星ローバー「スピリット」の救出、11月16日から実施 | 火星 | sorae.jp

脱出作戦の詳報と日本語記事。さて、どうなりますか。 NASA - NASA to Begin Attempts to Free Sand-Trapped Mars Rover Mars Exploration Rover Mission: Press Releases NASA - NASA Attempts to Free Spirit from a Martian Sand Trap 火星の砂地にはまっ…

鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 19』(電撃文庫)

いやぁ、相変わらず派手で豪快でイイ性格な奴らばっかりで、たいしたもんだ。ようやく話が一箇所に収斂するような気配だけど、本編19冊にSS2冊かけていよいよクライマックスなのかね。なんかこの作者だとここまできといていきなり「プロローグ終了!」とか言…

ニュース - 文化 - 恐怖心をあおる2012年終末説ブーム(記事全文) - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト

ノストラダムス騒ぎからまだやっと10年ってのに、世の中には忘れっぽい人が多すぎるのか、はたまたインターネットというデマ増幅装置のここ十数年の発展ぶりの証明なのか、何なんでしょうね。 ところでこの記事で例に挙がるのが 19世紀前半、バプテスト教会…

She moves! "First drive sequence in 145 sols" for Spirit - The Planetary Society Blog | The Planetary Society

ひまわりが地上の政治屋どもの冷たい扱いに反抗してるちょうどそのころ、遙か彼方では145火星日ぶりにスピリットが身じろぎをはじめたのであった!!! さぁ、名前どおりに根性を見せてくれよ。

運輸多目的衛星新1号(ひまわり6号)の異常について - 気象庁 | 平成21年報道発表資料, 運輸多目的衛星新1号(ひまわり6号)の異常について(第2報) - 気象庁 | 平成21年報道発表資料

もちろん偶然の一致なんだけど、事業仕分け対象として、つまり「無駄っぽいから切るかもよ」のリスト中に衛星打ち上げ(24年度以降打ち上げ分)が挙げられた途端にこういうことが起きると、ついつい擬人化して「私の後継が打ち上げられないかも、だって? …

宇宙ごみでもうけましょう! 露が巨利狙って掃除船開発構想 - MSN産経ニュース

元記事はたぶんInterfax: Russia could benefit from space junk cleanup - Energia。どのくらい実現可能性があってどのくらい真面目に進めてるプロジェクトなのかは知らんけど、↓の観点は面白いかも。 Energia has also suggested using space platforms fo…

壁井ユカコ『クロノ×セクス×コンプレックス 1』(電撃文庫)(反転部ネタバレ)

やー、これは面白い。ここからさらに現代日本サイドが絡んできたりするんだろうな。実に楽しみだ。あとがきによればこれでも明るく楽しい話をやろうとした今回のシリーズのコンセプトは自分史上初“読んだ人がドキドキワクク(ママ)する話”だそうで、たしかに…

林譲治『ファントマは哭く』(ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

む、難しい。エンターテイメントの皮がややこしい思弁ネタを覆い隠し切れてないような気が。面白いんだけど、ハードSF的な宇宙の構造や知的生命の存在の仕方に関わる話と、人間関係とか感情のあり方とか社会の向かう方向とかの件と、両方を豪快に展開しすぎ…

JAXA|小惑星探査機「はやぶさ」のイオンエンジン異常について

ありゃま。えらいこっちゃ。【イトカワ】小惑星探査機はやぶさ Part34【ISAS】で、今週のはやぶさ君の11月5日更新の際、それまで毎回必ず冒頭に入ってた「今週も順調」という感じの文言が消えたのが話題になってたけど、こういうことであったか。 先だっては…

相沢沙呼『午前零時のサンドリヨン』(東京創元社)

マジシャン=人を気持ちよく騙す嘘をつく人が、ミステリの探偵役として嘘に隠された真相を見出し、そして本人は嘘に悩む。うん、深読みするといろいろ感慨深そうなんだけど、あんまり考察向きでない脳みそな俺としては、それより、いわゆる「青春ミステリ」な…

レコードチャイナ:地球は滅亡する?!実現しなかった「世界の破滅」10の予言―米誌

おもしろいな。VIPPERな俺 : 人類の終わりかたを想像しようぜを見て「地球の終わり」「種としての人類の終わり」「人類文明の終わり」が混同されてる気もする、とか思ってたら、こっちでは「人類文明の終わり」と「アメリカの終わり」が混同されてるとは。何…

『the Sneaker』2009年12月号(角川書店)

火浦功が3段以上も書いた上に、何といまだに自分のことをSF作家だと考えていることが判明。かなりの驚愕である。 林トモアキのpixiv連動企画短編、これって単発企画だよな。なんかものすごくお預けを喰らった気分。ミスマルカかレイセンの単行本におまけで収…

HubbleSite - NewsCenter - Hubble Image Showcases Star Birth in M83, the Southern Pinwheel (11/05/2009) - Introduction

どうやら平常運転再開かな。The Hubble Heritage Project Websiteの更新も再開してるし、記念に貼り付け。

Arianespace - Feature story - Loading is underway for the shipment of Arianespace's first two Soyuz launchers to French Guiana

via ソユーズロケット、初めてギアナ宇宙センターへ出荷 | ソユーズ | sorae.jp。"SOYUZ INSIDE"に魂を奪われてしまって、直リンクを貼り付ける誘惑に抗しきれませんでした。

いまいち×2

樺山三英『ハムレット・シンドローム』(ガガガ文庫) 作者が日本SF新人賞でデビューした人ということなんで、訳のわからん状況に途中でかなり頭痛がしてきつつも「最後にはこのすべてに理詰めで辻褄の合うオチがあるに違いない。これだけ訳のわからん状況にけ…

「まいど1号」9か月で引退…運用丸投げ今後に課題 : 科学 ピックアップ : 経済 科学 : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

「本来3か月で終わるはずだった」「運用が長々と続いた」。先月16日に開かれた運用終了の記者会見。組合幹部の口から出た言葉は、夢を語った打ち上げ時とはまるで正反対だった。 (中略) 宇宙機構の担当者は、「運用を任せようとすると『まけといて』『あ…

ニュース - 科学&宇宙 - 細菌の突然変異が有人宇宙飛行の障壁に(記事全文) - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト

かつては宇宙飛行士の健康に関して現在よりも盛んに研究が行われていたという。「しかし、飛行時間を短縮すれば、長期にわたる宇宙ステーションのミッションであっても、それほど深刻な問題にはならないと宇宙機関は判断した。そのため、関心がそれて予算も…